11月頃からやってくる「年末調整」の業務

”年末調整”とは給与支払者が、"年末"までの1年間の給与/賞与等の支払いに対しての所得税を再計算して、過不足金額を"調整"することです。
雇用関係がある以上必ず行う義務であるため、年末年始の何かと忙しい中でも従業員の源泉徴収税額を正しく計算し、所得税を確定しなければなりません。
しかし「期日までに書類が揃わない」「書類に不備があり書き直しが必要」「各項目内容や計算、チェックが煩雑で判りにくい」「法定調書等の作成」
など煩わしく感じる要素が多い業務の一つだと思います。

近年では毎年、大なり小なり税制改正が行われ「去年と同じ手順」とはいかない場面もあります。
2021年4月1日以降、年末調整関係書類についての押印が不要になり、手書きからパソコン・スマホで入力出来るなど作業の簡略化が進められてはいますが、一部の従業員はパソコンやスマホでのデータ入力が不慣れで紙での提出になったりと、統一出来ない状況の企業様も多々見受けられます。
そして、手書きの変更点を確認しながらデータ入力する作業が発生する中で、各法定調書の作成や提出等で多くの手間と労力が必要となる事も・・・

「年末調整業務」は我々専門家に任せ、年末年始の貴重な時間を有効的に活用してみてはいかがでしょうか?

年末調整の流れ(弊社にご依頼頂いた場合の例)

時期内容
11月上旬転職者がいる場合は以前お勤めの会社からの源泉徴収票を準備していただく。
複数の勤務先で働かれている従業員様がいる場合はどこの勤め先で提出するかの確認する。(メインの勤務先で行う)
役員様や各従業員様に必要書類などがある場合は準備状況などを確認する。
 各控除証明書(保険や住宅控除等)・特定口座年間取引報告書・医療費関係資料 etc.
11月中旬~12月中旬弊社より、昨年の年末調整資料を基に事前に記入済みの確認用資料をお渡し致します。
 ・基礎控除申告書、配偶者控除等申告書、所得金額調整控除申告書(基・配・所)
 ・保険料控除申告書(保)
 ・扶養控除等申告書(扶)

新たな保険の加入や解約は無いか?扶養家族や住所などに変更はないか?など現時点で確認できる箇所を確認及びご記入頂きます。
12月中旬~下旬以下をお預かり致します。
 ・給与支払一覧表
 ・変更箇所等を記入頂いた各確認資料
 ・控除証明書など必要書類/データ等 
1月~源泉徴収票 / 納付書(銀行窓口支払いの場合)をお渡しします。
法定調書等は弊社より各所へ提出いたします。
※ 書類や手順等は今後の税制改正により名称や内容が変更となる場合がございます。
※ 給与確定時期や「源泉所得税の納期の特例」の有無など、御社の状況によってスケジュールや内容は異なります。